ArchiFuture2017の展示会で見学をしてきた話

archifuture




こんにちは、きょうすけ(@Kyousuke_CAD)です。

2017年10月27日(金)に東京の有明で開催されたArchiFuture2017の展示会を1時間ほど見学してきました。
残念ながら、開催に気がつくのが遅れてセミナーへの応募には間に合いませんでした。(無念!

時間が限られていた為、じっくりと見ることは出来なかったのですが、その中で積極的に話しかけてきてくれた会社さんをご紹介しようと思います。

写真や録音は禁止されていたので、文章だけになります。

【Rebro2017】NYKシステムズ

会場について、最初に目についたのは大型のディスプレイでデモを展示していたNYKシステムズさんでした。
Tfasユーザーの方にとっては、恐らく名前は知っている設備CADだと思います。

Excel機器表によるBIMデータ管理

デモ画面ではExcelによってまとめられた機器表を図面内の機器にデータとして添付する操作が行われていました。
これはTfasにはまだ搭載されていない機能です。

Excelで作られた機器表から、項目ごとにデータを選択して機器に対して各能力のデータ付加をしており、それはユーザーが機器登録したデータ(Tfasで言う「5断面登録」したデータ)に対しても可能だとの事です。

BIMによって設計・施工・維持管理の流れを一元化する動きの中で、こうしたデータの扱い方にアプローチしているのは今後の進歩にとって良い事だと感じました。
実際問題として、現在の施工体制でBIMによる管理を考えていくには人手や工程が整備されていない為、業界全体としてどのように動いていくのかは現場サイドとしてはまだ見えていない段階です。

iPADによる3Dデータ閲覧

iPADのRebroアプリの実機をみせて頂きました。

デモ図面は構造データに対して梁スリーブが載っているもので、その動きは大変滑らかでした。

特筆するべきは梁スリーブを指でタップする事で、そのスリーブのデータを管理できることです。
その梁スリーブに対して写真を添付する事ができるようでした。

図面に対して直接、写真データ添付しようとしているのはBIMを意識しているからでしょうか。
施工状況も各社情報共有できると有効かもしれませんね。

Tfasへの期待

Rebro2017は、Tfas9には持っていない部分がデモ画面を見ているだけでも伝わってきました。
現時点でデータ管理に関してはRebroが1枚上手です。

ただ、実機の動きなどを見ていると操作性に関してはTfasの方が優れている印象を受けるので、今どちらを使うかと言われれば実用性の高いTfas9だと思います。

今後、TfasがBIMに対してどのような対策をとってくるのかを期待しています。
ぜひ、Excelでのデータ管理からの取込みはぜひ導入して欲しい。絶対にTfasの中でデータ管理をするような事だけは避けて欲しいと思います。

エヌビディア

こちらのブースではグラフィックボードの宣伝とVRによる建物の外観・内観イメージの見学とモデルハウスの内覧(仮想)が行われていました。

仮想現実による建物

最近ではPS4などのゲーム機にもVRが導入されてきて、広く認知されている事かと思います。
建築業界ではすでに「建物が建ったら周囲環境にたいしてどのように影響するか」を実際に見ることが出来るようになっています。

今回のデモでは、巨大建造物がとある土地に建築された時に周囲や他のビルからどのように見えるのかを体験できました。
きょうすけは高所恐怖症なので、ビルの上に移動した時は足が震えました。(笑)

今まではパースで全景を見ていたものが、360度どの方向からでも様子を見ることができるようになったのは大変な進化ではないでしょうか。

仮想現実によるモデルハウスの今後

設備とは大きく関係はありませんでしたが、仮想モデルハウスのVRデモが行われていました。

光の差し込み具合や家具の配置を確認し、さらには壁や床の素材をその場で変化させて見ることが出来ます

今まではカタログについている色見本や素材見本で「完成はこのようになります、いかがしますか?」と聞いていたことが、VRによって一発でお客のニーズを掴むことができるようになっています。

設備CADの視点からみると、今のところVRで内覧するような必要性は限られているなというのが印象です。

日本HP

日本HPはA1プリンターを展示していました。
プリンターに複合機を搭載しています!と言うのがウリだったようです。

A1スキャナー標準搭載

欲しいなと思う機能はA1スキャナーです。
大判スキャナーが欲しい人には非常に有用で、現場でもA1がスキャンできると助かる場面が多々有ります。

給紙はロール紙と手差し

A1プリンターには当たり前ですがロール紙は使えます。その直近に手差しで数枚程度(A3・A4用紙)セットできる台座がありました。

残念ながら、大量の用紙をスタックする場所は無いので連続印刷には向いていません。
また、複合機ですがFAXの送受信はできません。

お値段は約30万という事で、もう少しお値段がお安くなってきたらスキャナー需要で買いの選択肢になるかもしれません。


他にも、富士通さんの「CADEWA Real」が展示されていましたが、時間的に詳しく内容を聞くことができなかったのが残念です。

また、NYKシステムズさんが頑張っているのを見て、ダイテックさんにもTfasの良さを多くの場所で披露して欲しいと思いました。

今回は限られた時間でのレポートでしたが如何でしたでしょうか。

最後までご覧いただきましてありがとうございました!











<人気ブログランキングに参加しています。ポチッと押して頂けると励みになります!