こんにちは、きょうすけ(@Kyousuke_CAD)です。
今回は床上掃除口(COA・COB)についてご紹介したいと思います。衛生設備図では頻繁に入力する部材なので、形状や用途などを充分に理解して作図するようにしましょう。
床上掃除口(COA・COB)とは?
床上掃除口(COA・COB)とは「日本鋳鉄ふた・排水器具工業会(以下、JCW)」によって制定された規格品のひとつです(規格番号はJCW203)。
それぞれ一般的に「しーおーえー」「しーおーびー」と呼ばれています。
1989年の制定時に旧建設省(現国土交通省)公共建築設備工事標準図や共通仕様書などに採用されており、官庁工事をはじめ、民間でも頻繁に使用されている部材です。
日本鋳鉄ふた・排水器具工業会(JCW)
JCWは1982年に業界に対して信頼性のある製品を提供する事を目標として設立された工業会です。1989年に「JCW規格」が制定され、2012年の改定(2017年11月調べ)を経て、現在も品質の維持向上に努めています。
JCW204-排水金物,JCW205-通気金具,JCW103-弁桝ふた,
JCW104-弁きょう,JCW105-量水器桝ふた,JCW301-ルーフドレン
非防水層用床上掃除口(COA)
呼び径40・50・65・80・100が規格の対象です。
Tfasでは排水管をルーティングした時に管末の高さを上げて、右クリック+Enterで簡単に入力が可能です。
また、【衛生(K)】⇒【部材編集】⇒【挿入…】の【排水管】⇒【挿入部材:掃除口▼】から選択して挿入が可能です。
具体的なルーティング方法の基礎は以前の記事をご参照ください。
防水層用床上掃除口(COB)
呼び径40・50・65・80・100が規格の対象です。
COBに関してはルーティング中に簡易入力をする事はできません。
COAと同様に【挿入部材:掃除口▼】から【防水層用(COB)】を選択することで挿入が可能です。
COA・COBは衛生配管図を作図する時には頻繁に登場する部材です。
Tfasでは簡単にワンクリックで入力できますが、施工する人は色々と苦労されています。
施工しやすい場所・施工後のメンテナンスを考えて配置するように心がけるのが大切です。
今回もご覧いただきありがとうございました!
また、ぜひ見に来てくださいね!