【マニュアル】配管の作図方法と立上げについて

掃除口




こんにちは、きょうすけ(@Kyousuke_CAD)です。

今回はTfas操作の基礎となる、配管の作図方法と上下階への立上げ・立下げの方法を解説しようと思います。
一番最後に応用編として、床上掃除口(COA)をお手軽に入力する方法をご紹介しています。

今回は作図設定や衛生器具の設置方法などはご紹介していません。すでに配管の作図が出来る方は、今回の記事でお役に立てる内容が少ないと思いますので読み飛ばしてください。すみません。

配管を作図する

今回は分かりやすい例として、便所配管図を作図することを想定してルーティングします。(実際にはかきません)
便所の配管は衛生に分類されますので、Tfasの設備切替えで衛生にしましょう。

設備切替えとは?

Tfasは作図ユーザーが空調・衛生・電気設備の中でどの項目を作図しているのかをアイコンで表現してくれます。

空調設備のダクト・配管が作図できる状態
空調-ルーティング
衛生設備の配管が作図できる状態
衛生-ルーティング
電気設備の配管・ラックが作図できる状態
電気-ルーティング

まずは、現在衛生であることを確認してください。
もし空調や電気の表示である場合は、以下の方法で衛生に切替えをお願いします。

【設定(S)】⇒【設備切替え】⇒衛生で切替えが可能です。
衛生から空調・電気に変更する時にも同じ操作をしますので、覚えておきましょう。

ルーティングを選択

衛生配管を描くには、2つの方法があります。

  • ツールバーにあるアイコンをクリックして子画面を出す
  • 【衛生(K)】⇒【ルーティング】⇒【ルーティング】から子画面を出す

いずれの方法でも、以下の画面が表示されていると思います。
赤線で囲った部分を表記のように設定しましょう。
Sanitation-routing

今回は「配管を描く」という事が目的なので、目標物は仮に描きました。
始点から終点まで、100の汚水管を作図します。始点・終点1

まずは始点を左クリックしてください。
すると、以下のような状態になるはずです。
始点・終点2

この状態でそのまま引き伸ばして、終点で左クリックをしてください。
クリックの後、キーボードのEnterを押します。始点・終点3

他の管種の配管を描く場合にも、同様の操作を行います。
これがルーティングの最も基本となるものです。

操作中に気がついたかもしれませんが、キーボードのEnterを押さずにマウスを上下左右に振ると自動的にエルボを付けて配管を曲げることが出来ます。これも基本操作の一つなので、しっかりと習得しましょう。

配管の立上・立下について

先ほど、終点で左クリックをした後にEnterキーを押しました。
配管の立上・立下を行う操作は、Enterキーを押す前、左クリックをした後に行います。

配管を立上げる

先ほどの配管を仮にFL±0に立上げます
終点で左クリックをした後、FL-800となっている数字を0としてください。

FLを0とすると、エルボが実線表示になります。
次に空白部分で左クリックをする事で確定となります。

直管と同じようにEnterを押すと床上掃除口(COA)が挿入されます。

ここで入力できるCOAは非防水層用の掃除口のみです。
入力頻度は高いものなので、ぜひ覚えておきましょう。

以上、配管の基礎的な作図方法と立上げ方についてご紹介しました。
おまけで掃除口も入力しましたが、混乱しないように何回か同じ操作を繰り返してみてください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました!

 











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