この記事は、建築データをTFASで初めて入力する方を対象としています。
こんにちは、きょうすけ(@Kyousuke_CAD)です。
今回は機械基礎のデータ入力に関して、基礎的な事をお伝えしたいと思います。
機械基礎(きかいきそ)とは、重量のある機械を乗せる為の土台になる部分です。
漏水や衝突に対する本体の保護や床への荷重分散などの役割があります。
入力は簡単ですが非常に重要なものなので、しっかりとおさえておきましょう。
機械基礎データ入力の基礎
機械基礎データの入力において、使用するコマンドは
【建築(A)⇒基礎⇒通常配置】です。
基礎に関しては、意匠図を確認するとよいでしょう。
屋外・屋上の室外機基礎や送風機基礎は描かれていることが多いですが、
屋内の空調機(エアハン)などの基礎が一部抜けていることがあります。
その辺りは設備設計図の機械リストを確認しながら、床置で基礎が必要なのか確認しましょう。
自分で判断ができない機械の場合は必ず現場担当者と打合せする事を忘れずにお願いします。
コマンドの中に【基礎対角】と【基礎3点】というものがありますが、
【通常配置】が一番分かり易いので1つだけ覚えておけば問題ないです。
実は基礎の入力にはもう一つ、設備用基礎を作図する方法があります。
【空調(K)⇒部材⇒配置…】の子画面から【基礎・防振架台】を選択します。
比較的新しいTfasを使っている方ならそこに【設備基礎】という項目があると思います。
(旧バージョンのTfasにはありませんのでご注意ください)
それをクリックすると【基礎3点】の方法で基礎高さを入力するだけで
簡単に設置することができるのです。
ここまで聞いていると、「最初にそれを紹介してくださいよ!」と言われてしまいそうですが、
このコマンドには不足している部分があります。
それは・・・設置するとサイズ変更ができない(!?)のです。
【空調(K)⇒部材編集⇒パラメトリック部材変更】によって高さ方向は変更できるのですが、基礎の形状が変更できません。
基礎は架台の変更で形が変更されることがあるのと、3点基準の入力方法はやりづらいです。
ダイテック様、どうかこのコマンドを改善してください(涙
機械基礎データの入力方法は習得できたでしょうか。
梁や柱のデータ入力に比べれば簡単だと思いますが、しっかりと覚えていきましょう。
最後まで見て頂きましてありがとうございました!