こんにちは、きょうすけ(@Kyousuke_CAD)です。
今回はシート新規作成時の子画面について解説をしたいと思います。
シートの作成方法についてはこちらをご覧ください。
シート新規作成-基本
シート新規作成をクリックした時に最初に表示される画面の解説です。
シート名称(N):
シート名称は各ユーザー毎に自由に設定できます。他の記事でも書きましたが、オススメは短い単語で誰でも分かるような表現とすることです。また、字数制限はほぼ無いようなものなので、画面一杯に1シートで埋めることも可能です。意味はありませんが(笑
レイアウト:
レイアウトは「新規作成するシートをモデルに作成するか、任意のレイアウトに作成するか」を表示しています。レイアウト内でシートの新規作成ボタンをクリックすると、各レイアウトの名称が表示されます。
レイアウトの作成は少しコツが必要な作業になるので、別記事でお話したいと思います。
分類(G):
分類は作成したシートタブを任意のカテゴリー毎に仕分ける機能です。
Tfasで作図していると、シート機能は非常に便利なので細かくカテゴリーに分けていく場合があります。その時に、分類機能を使用すると画面外に広がるシートを取り纏める事が出来るようになります。これにより、作図速度と操作性が格段に向上しますので、ある程度操作に慣れてきたら使ってみましょう。
縮尺(S):
縮尺はシート毎に図面縮尺を設定することができます。基本的には【図面縮尺を設定(Z)】のチェックボックスはオンにしたままにしておくのが良いと思います。
チェックボックスを外すことで、シート単位での縮尺変更をする事ができますが、1枚の図面の中に複数の縮尺が存在することになるので、作図の時には充分に注意する必要があります。
状態(D):
シートを「編集」「表示」「非表示」に切替える項目です。
編集はカレントシート(シートタブが黄色)になっていなくても、シート内のデータを操作・編集する事ができます。
表示は画面上見える状態にはなっていますが、基本的にシート内データの操作・編集は出来ません。カレントシートにする事で操作が可能になります。
非表示はその名の通り、シート内データを画面に表示しないようにする事ができます。カレーントシートにする事で操作が可能になります。
単色指定(M):
単色指定はシート内データのすべてを任意の色に指定することが出来ます。細い給水配管などを一時的に際立たせる為であったり、入力データの色を直接変更したくない場合などに使用する事が多いです。工夫次第で有用な機能なので、ぜひ活用してください。
弱表示(B):
弱表示は「レベル1」「レベル2」の項目があり、画面に表示されるシート内データを「細線」「細線かつ破線」として表示することができます。
レベル1が細線、レベル2が細線かつ破線の表現です。
これらは他シート内データを強調したい場合に使用することで、図面のメリハリを作り出せる機能です。印刷時にも反映されますので非常に有用な機能です。
2017.10.26追記
Tfas9から、dwg・dxfの変換出力の時に「シート単色と弱表示を出力する」という項目が増えました。
ファイルの変換先が確実にこの2ファイルであれば、弱表示と単色指定はそのままで良いのは嬉しいですね!
タブ色(C):
タブ色は各シートタブの下方に着色をする事ができます。
私は簡易的な目印として使用していますが、有効な利用方法があったらぜひお問い合わせから教えてください。
シート新規作成-階設定
階設定はシート毎に基準となる高さを設定する事ができます。シート毎に高さを変更すると、階層毎に作図をする事ができるので非常に有用な機能です。大規模な建物になるにつれて、特に役に立ちますのでぜひ活用してください。
以上がシートの新規作成時に表示される子画面の解説になります。
他の記事を作成する中で、役に立ちそうな情報があれば追記していきたいと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!